◎研究レポート「CABARET」
’04.10.08/東京グローブ座
■出演:錦織一清.岡本健一

■STORY
第一次世界大戦を迎えようとするドイツ。イギリスから自由を求めて来た女性と売れない作家の男性の物語。 飲んで騒いでの自由な暮らし、ユダヤ紳士とアパートの管理人という老夫婦の恋もナチスという存在によって破壊されていく。 その悲しい時代の流れをストーリーテラーを務めるニッキとキャバレーの従業員である女性たちの歌とダンスで進めていく。
■感想(まろっち)
グローブ座大改造。これには驚く。1階席の半分を潰し、舞台を広く取り残りをキャバレーにありそうな赤い丸椅子数席に。そして、生バンド!生バンドの方々もセクシー衣装なんですね。それだけでも十分驚いているのに、開演前に踊り子さん(以下、ガールズ&ボーイズ)たちが客席まで来て話しかけてくる。もう、キャバレーにいる気分です。ガールズの皆さんの可愛いこと・・・フリフリ衣装が可愛いのね。ガールズさんたちは黒子的な存在でもあり、こういうのって舞台ならではだと思うので、とても楽しい。 開演し、一清様登場。この作品を授業で扱ったという後輩に聞いてはいたが、一清様はオカマというかゲイというかそんな感じの狂言回し役。なので普通の精神状態で見ると言ってはいけないことを口走りそう。いやいや、見慣れてくるとこれが美輪明宏(漢字が違う感じ)様の面影を感じさせるほど自然な気がしてくるのです。あら、不思議。ジャニーズでこの役ができるのはこのお方だけだと確信。腕時計を拝借しようとお客の手を取る姿、ただソファーに座っている姿、葉巻を吸う姿…大人ーーーー!!!きゃーーーー!!! カッコよかった…(ぜいぜい)。 その上、細かいギャグの入れ方が素晴らしいですよ。自分の世界にパシっとハマる、なんと形容してよいのやら外国喜劇的な動きと言いますか、それがもう巧い。ダンスが可愛く見えてしまうのです。あはは。 しかし、冒頭で歌い上げるが、悲しいかなすでに声が枯れていらっしゃる。大変。今日は3日目だというのに…。 メントレ収録で拝見して以来、すっかりファンになってしまった真矢さんもご出演。ヅカ男役!ヒロインとかそういうのはどうでもよくって、とにかく仕草の一つ一つがカッコいいのね。あぁ、見とれます…。それに加えてあのスタイルにあの歌唱力。メロメロです。 ブロードウェイ作品は初めてです。ワーっとなる感じが良いですねぇ。歌の上手さで圧倒される機会が少ないもんで…。 話の内容はトニー賞ということで、とやかく言えはしないよなぁ、と。なんだかトニー賞ってそれくらい権威のあるもんなんじゃないかというイメージ。でもああいった終わり方の作品を初めて見ました。一言で言うと「時代って残酷ね」。はい、勉強不足!

page top  top
■グッズ
パンフレット。

page top  top

女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理